IT専門課程Department of Cybernetics
情報処理科2年生のオフィスIT専攻では「RPAシステム」を開講しています。
授業の前半では、まずGoogle Opalの基本操作を学びます。学生は「ユーザーが入力した経費データを、次の入力でが”承認”を入力すると、経費データを保存するアプリを作りたい」といった要件を、日本語でそのまま指示します。するとOpal側で、入力フォーム・承認フロー・通知処理などの「業務ワークフロー」が自動生成され、学生はそれを確認しながら細かい条件や画面レイアウトを調整していきます。コードを書かずに、「こんな経費精算フローにしたい」という業務イメージをそのまま形にできるため、プログラミング初心者でも短時間で本格的な業務アプリ開発を体験できるのが、この授業の大きな特徴です。
題材にしているのは、企業のバックオフィスでよく使われる「経費精算システム」の業務フローです。授業では、次のような一連の流れを意識しながらワークフローを設計します。• 社員が出張・備品購入などの経費を申請する• 上長が内容と金額を確認し、承認または差し戻しを行う• 承認済みの申請が経理担当者に回り、支払処理や会計システムへの連携に進む学生は、業務フロー図を自分たちで描き、その内容をOpalに自然言語で伝えることで、「現場で本当に使われる経理システムの流れ」を意識したアプリを作成していきます。単なる画面づくりではなく、「誰が・いつ・何を確認するのか」というビジネスプロセスの考え方も同時に学べる授業です。
授業後半では、作成したワークフローアプリとGoogle スプレッドシートを連携させ、経費データを自動で保存・管理する仕組みを構築します。• 申請フォームから送信された経費情報(日時・金額・用途・申請者など)が、スプレッドシートの行として自動で追加される• 承認ステータス(申請中/承認済み/差し戻しなど)もシート上で管理し、後からフィルタや集計ができる身近なスプレッドシートをデータベースとして活用することで、「クラウド上でデータを一元管理する」基礎を体験できます。学生は、単にアプリを動かすだけでなく、「データがどのように蓄積され、どのように活用されるのか」という視点も身につけていきます。
授業の仕上げとして、スプレッドシートに蓄積された経費データを分析し、「業務改善案」をレポートとしてまとめます。例えば、次のような観点で分析・考察を行います。• 部署ごとの経費の傾向(どの部署の出張費が多いか、交際費が集中していないか など)• 月別の推移から、繁忙期やコスト増加のタイミングを把握• 不自然な金額や、ルール違反の疑いがある申請のパターンを洗い出し分析結果をもとに、「申請ルールをこう見直すべき」「この金額以上は自動で経理確認に回すべき」など、具体的な改善提案をプレゼン形式で発表します。これにより、学生は• 業務アプリを作る「開発スキル」• データを読み取り、問題点を見つける「分析スキル」• 改善策を言語化して伝える「ビジネスコミュニケーションスキル」の3つを、ひとつの授業の中で総合的に学ぶことができます。
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