2025年度後期の授業から(RPAシステム)

· 情報処理科ITマーケティング専攻 / 教育活動

情報処理科2年生のオフィスIT専攻では「RPAシステム」を開講しています。

授業の前半では、まずGoogle Opalの基本操作を学びます。

学生は「ユーザーが入力した経費データを、次の入力でが”承認”を入力すると、経費データを保存するアプリを作りたい」といった要件を、日本語でそのまま指示します。するとOpal側で、入力フォーム・承認フロー・通知処理などの「業務ワークフロー」が自動生成され、学生はそれを確認しながら細かい条件や画面レイアウトを調整していきます。

コードを書かずに、「こんな経費精算フローにしたい」という業務イメージをそのまま形にできるため、プログラミング初心者でも短時間で本格的な業務アプリ開発を体験できるのが、この授業の大きな特徴です。

経理システムを題材にしたリアルな業務フロー設計

題材にしているのは、企業のバックオフィスでよく使われる「経費精算システム」の業務フローです。

授業では、次のような一連の流れを意識しながらワークフローを設計します。

学生は、業務フロー図を自分たちで描き、その内容をOpalに自然言語で伝えることで、「現場で本当に使われる経理システムの流れ」を意識したアプリを作成していきます。単なる画面づくりではなく、「誰が・いつ・何を確認するのか」というビジネスプロセスの考え方も同時に学べる授業です。

Google Opalで作成した経費精算のワークフローの画面

経費データはGoogleスプレッドシートで一元管理

授業後半では、作成したワークフローアプリとGoogle スプレッドシートを連携させ、経費データを自動で保存・管理する仕組みを構築します。

身近なスプレッドシートをデータベースとして活用することで、「クラウド上でデータを一元管理する」基礎を体験できます。学生は、単にアプリを動かすだけでなく、「データがどのように蓄積され、どのように活用されるのか」という視点も身につけていきます。

データ分析から業務改善提案へ:IT+ビジネスの総合演習

授業の仕上げとして、スプレッドシートに蓄積された経費データを分析し、「業務改善案」をレポートとしてまとめます。

例えば、次のような観点で分析・考察を行います。

分析結果をもとに、「申請ルールをこう見直すべき」「この金額以上は自動で経理確認に回すべき」など、具体的な改善提案をプレゼン形式で発表します。

これにより、学生は次の3つを、ひとつの授業の中で総合的に学ぶことができます。