2026年度前期の授業から②データベースⅡ

· 教育活動 / 高度情報技術科4年制 / 高度情報処理科 / 情報処理科

2年生を対象とした「UML(ユニファイド・モデリング言語)」の授業を紹介します。

UMLは、システムやソフトウェアの構造や動きを図で表現するための共通言語で、現場のエンジニアにとって重要なスキルです。この授業では、図の描き方や読み方を中心に学びます。

まず、この授業の位置づけについて説明します。学生は1年生の段階でアルゴリズムとプログラミング言語を学び、文法や仕様に従ってプログラムを書く力を身につけています。しかし、その学習は「どう書くか」に重点が置かれており、システム全体を設計する経験はほとんどありません。そこで2年生になると、このUMLの授業を通して「何をどう作るか」を整理する設計の考え方を学びます。そしてさらに上級生になると、本格的な設計の授業へと進み、より実践的なシステム開発へとつなげていく橋渡しとなる科目です。

この授業のポイントは、次の3つです。

  1. 「図で考える力」が身につく

    プログラミングに慣れてくると、ついコードから考えがちですが、実際の開発では設計が非常に重要です。UMLを使うことで、頭の中のアイデアを図として整理し、論理的に考える力を養うことができます。

  2. 「オブジェクト指向の基礎」が理解できる。

    クラス図やオブジェクト図を通して、「クラスとは何か」「オブジェクト同士がどう関係するのか」といった基本概念を学びます。これは今後他の言語を学ぶ際にも役立ちます。

  3. 「設計へのステップアップ」ができる

    これまでの「コードを書く学習」から、「設計する学習」へと進むための土台となり、将来の実務や上級授業につながります。

このように、UMLの授業は「プログラミングのその先」にあるスキルを身につける第一歩です。

UMLのシーケンス図、ユースケース図、クラス図の例